農業ニュース

農業×スポーツで地域を動かす

※本記事は、日本農業新聞(JACOM、2026年2月2日掲載)
「農業×スポーツで地域活性化『ディスカバー農山漁村の宝』に選定 JPFagri」
https://www.jacom.or.jp/nousei/news/2026/02/260202-87235.php)を参考に、Grean Loop編集部が再構成・解説したものです。

「ディスカバー農山漁村の宝」に選ばれたJPFagriの挑戦

千葉県夷隅郡大多喜町を拠点とする JPFagri の取り組みが、農林水産省と内閣官房が主催する ディスカバー農山漁村の宝(第12回) において、全国30地区の優良事例のひとつに選定されました。
2025年12月19日には農林水産省で選定証授与式が行われ、さらに2026年1月20日には総理大臣官邸での交流会にも出席しています。

「大多喜町のヒーローになる」──農業×3人制バスケという発想

人口減少や高齢化、農林業の担い手不足が進む大多喜町。こうした地域課題に対し、JPFagriは「大多喜町のヒーローになる」を合言葉に、3人制プロバスケットボールチーム esDGz OTAKI.EXE とともに、農業とスポーツを掛け合わせた地域活性化に取り組んできました。

チームの選手たちはJPFagriに所属し、耕作放棄地となっていた水田を活用。オリジナル米「籠米」を、田植えから収穫、販売、さらには米袋のデザインに至るまで“自分たちの手”でつくり上げています。現在では約10ヘクタールの水田を管理するまでに広がりました。

農閑期は「山」へ。環境保全と防災にも貢献

この取り組みは田んぼにとどまりません。農閑期には放置竹林となった山林の整備を行い、土砂災害リスクの低減や生態系保全にも寄与。
さらに、地域の幼児から高齢者までを対象としたスポーツスクールを開催し、世代を超えてスポーツに親しむ場づくりも進めています。

デュアルキャリアの実践モデルとして高評価

今回の選定では、農業に本気で取り組む3人制プロバスケットボールチームというユニークな形が、「地域活性」と「デュアルキャリア(複業)」の実践モデルとして高く評価されました。
選定証授与式では、各地の取り組みを紹介するブース出展や意見交換会が行われ、交流会では 鈴木憲和 農林水産大臣 をはじめ、多くの関係者と活発な意見交換が行われました。

農業とスポーツで、地域とともに成長する

JPFagriは今後も、農業×スポーツという独自の切り口を軸に、地域とともに成長する持続可能なモデルの構築を目指すとしています。

Grean Loop編集部コメント

農業人材の確保や耕作放棄地対策が全国的な課題となる中で、JPFagriの取り組みは「地域に憧れの存在=ヒーローをつくる」という点が非常に示唆的です。
スポーツ選手の身体性・発信力と、農業の現場を結びつけることで、仕事としての農業の魅力を“見える化”している好例と言えるでしょう。地域活性の次なるモデルとして、他地域への展開にも注目したい取り組みです。

出典
日本農業新聞(JACOM)
https://www.jacom.or.jp/nousei/news/2026/02/260202-87235.php

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