※本記事は、PR TIMES(2025年11月26日掲載)
「【全国の生産者に無償提供開始】年間の農作業計画をアプリ上で『実現』する新機能『栽培計画』をリリース」
(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000067869.html)
を参考に、Grean Loop編集部が再構成・解説したものです。
株式会社Agrihub(東京都調布市)は、農業アプリ「アグリハブ」に新機能「栽培計画」を搭載し、全ユーザー4.7万人へ無償提供を開始しました。高齢化・属人化が進む農業の現場で、年間の作業スケジュールを「見える化」することで、技術継承と作業効率化を後押しする取り組みです。
高齢化・属人化が進む「見えない作業」をどうするか
日本の農業では、高齢化と人手不足が深刻化する中で、日々の作業がベテランの経験や勘に依存しているケースが少なくありません。
その結果、
「いつ・何を・どのように行うか」が共有されない
特定の人しか分からない“属人化”が進む
引き継ぎや教育が難しくなる
といった問題が生じています。
一方で、安心・安全な農作物づくりのためには、防除や追肥を適切なタイミングで行うことが不可欠。繁忙期の作業集中でミスや抜け漏れが起こりやすい現場ほど、事前の計画と可視化 の重要性が増しています。
新機能「栽培計画」でできること
農業アプリ「アグリハブ」に追加された新機能「栽培計画」では、次のようなことが無料で行えます。
年間の作業スケジュール登録
作物ごと・圃場ごとに、1年単位の作業カレンダーを作成可能。作業ごとのタスク進捗管理
「どこまで終わっているか」「次に何をやるか」が一目で分かる。作業の前後関係の管理
「この作業の前にこれを済ませておく」といった工程も整理できる。
これにより、複数作物・複数圃場を持つ農家でも、「やるべき作業」と「現在位置」を誰でも簡単に把握できるようになります。
チームの人材育成・家族経営の技術継承にも効果的
「栽培計画」は、単独の農業者だけでなく、家族経営や法人経営、研修中の新規就農者にも有効です。
作業ごとに「いつ・どのタイミングで・何をするか」が可視化される
家族やスタッフとスケジュールを共有しやすくなる
「その作業は〇〇さんしか把握していない」という属人化を防げる
さらに、作業の実施履歴や対応記録がアプリ上に蓄積されるため、
「昨年はいつ防除したのか」
「異常気象の年にどんな対策をしたのか」
といった“経験知”を、具体的なデータとして引き継げます。教育・指導・振り返りを一つの流れで支援できる仕組みと言えます。
すべてのユーザーに無料開放
今回リリースされた「栽培計画」は、アグリハブの基本機能として すべてのユーザーに無償提供 されます。
栽培規模を問わず
作物の種類を問わず
経験の有無を問わず
個人農家から法人経営まで、幅広い農業現場での活用が期待されています。
AGRIHUBクラウドとの連携で「計画」「実績」「指導」を一本化
「栽培計画」は、JAや直売所などが活用する AGRIHUBクラウド と連携することで、営農指導の現場にも新たな価値をもたらします。
クラウド側で作成した防除計画や年間スケジュールを、生産者アプリへそのまま配信
生産者は、受け取った計画を基準に日々の作業を進められる
生産者の記録した作業実績はクラウドに集約され、指導員は巡回前に状況を把握可能
これにより、「いつ・何の作業が必要なのか」を関係者全員が共通の基準で確認でき、圃場ごとの事情に応じた微調整も行いやすくなります。
「計画」「実績」「指導」が一本化されたサイクル を構築し、地域全体の栽培技術の標準化と品質向上に寄与します。
活用例:省力化しながら安心・安全な農作物づくり
防除タイミングを事前に把握・記録することで、必要な時に必要なだけ散布する「適正防除」がしやすくなります。
これにより、
過剰防除の抑制
コストの最適化
消費者にとって安心な作物づくり
といった効果が期待されます。
● 追肥や収穫時期の「うっかり忘れ」を防ぐ
栽培スケジュールに基づいた管理を行うことで、追肥のタイミングや収穫時期の抜け漏れを防止。
結果として、栄養管理のムラが減り、品質のばらつきを抑え、安定した収量につながります。
● 小麦などの殺菌剤散布の管理にも
特定の時期に特定の農薬散布が必要な作物(小麦など)では、栽培計画を作成することで散布時期を逃さず、
「適期に散布したかどうか」の確認も簡単に行えます。
AGRIHUB(アグリハブ)とは
アグリハブは、エンジニアであり農家でもある同社代表が、農作業中に感じた課題を解決するために開発した農家向けアプリケーションです。
スマートフォンとPCに対応し、シンプルで分かりやすい画面構成が評価され、利用者数は4.7万人を突破しています。
なかでも散布管理機能は、これまでにない機能性と操作性を備えており、すべての利用者に無償提供。生産者だけでなく、全国のJA職員や普及指導員にも広く利用されており、農業現場の人手不足解消にも貢献しています。
AGRIHUBクラウドとは
AGRIHUBクラウドは、JAや直売所など農産物取扱事業者向けの営農管理業務に特化したクラウドシステムです。
生産者側のスマホアプリ「AGRIHUBアグリハブ」と組み合わせることで、
栽培データ・出荷データのリアルタイム共有
農薬検査業務時間の大幅削減
農薬誤使用の防止
出荷管理業務の効率化
などを実現し、営農業務全般の効率化を支援します。
Grean Loop編集部コメント
「栽培計画」の無償提供は、単に便利なアプリ機能が増えたという話にとどまりません。
ベテランの“経験と勘”をデータ化して共有できる
JAや指導機関と生産者が同じ「計画」を見ながら話せる
地域として栽培技術を底上げできる
という意味で、「見える農業」のインフラづくり に近い取り組みです。
特に、家族経営や小規模農家にとっては、「人が入れ替わっても農場の記憶が残る」という安心感につながります。
一方で、既に営農指導や記録管理に取り組んでいるJAにとっても、現場のデータを活かした指導の精度向上が期待できます。
スマート農業のハードルを下げ、データ活用の“入口”として機能しそうなサービスとして、今後のアップデートにも注目したいところです。
引用:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000067869.html
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