※本記事は、PR TIMES(2025年11月12日掲載)
「JR東日本グループにおける『農業リサイクルループ』の拡大について
~お米による『農業リサイクルループ』の実現~」
(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001288.000017557.html)
を参考に、Grean Loop編集部が再構成・解説したものです。
首都圏と仙台で“農業リサイクルループ”が本格始動
JR東日本グループは、グループ経営ビジョン「勇翔2034」で掲げる「持続可能で豊かな地球環境」の実現を目指し、食品廃棄物の再資源化によるサーキュラーエコノミー推進を強化している。
今回、その取り組みの中核となる 「農業リサイクルループ」 が、首都圏と仙台エリアで“お米”を軸に実現した。都市の食品廃棄物を肥料へと生まれ変わらせ、農業を通じて再び飲食店へ還元する循環型モデルである。
駅ビル・エキナカの食品廃棄物が「肥料」に
JR東日本の駅ナカ施設や商業施設で発生する食品廃棄物は、
・神奈川県の 株式会社Jバイオフードリサイクル(Jバイオ)
・宮城県の 株式会社東北バイオフードリサイクル(東北バイオ)
によってリサイクルされ、肥料として再活用されている。
この肥料を活用して栽培されたお米が、グループ飲食店で提供されることで、
廃棄 → 肥料 → 栽培 → 飲食店提供
という循環が成立する。
首都圏:上野駅「かよひ路」で“循環米”を提供開始
JR東日本クロスステーション(JR-Cross)は、食品廃棄物処理をJバイオに委託。この発酵残渣を利用し栽培された茨城県産の米 「にじのきらめき」 を、上野駅の飲食店 「のもの居酒屋 かよひ路 上野店」 にて全ご飯メニューで提供する。
▼ 循環を支える生産者
ソメノグリーンファーム(茨城県坂東市)
・150haの圃場を持つ農業生産者
・Jバイオ由来肥料を活用し「にじのきらめき」を栽培
百笑市場(茨城県下妻市)
・精米工場を備え、国内外へ卸売
・精米した米をJR-Crossへ供給
▼ 提供期間
2025年11月20日(木)~ 約3週間
全てのご飯メニューに循環米を使用する。
地産地消を実現する循環モデルが稼働
仙台エリアでは、仙台ターミナルビルから発生する食品廃棄物が東北バイオによってリサイクルされ、電気・肥料として地域に還元されている。
生産された肥料は地元農家 「鈴木有機農園」 が米 「ササニシキ」 を栽培する際に活用。収穫されたお米は、エスパル仙台の人気すし店 「すし哲」 で提供される。
▼ 仙台モデルの特徴
・循環が地域内で完結する“地産地消型”
・農業生産者・飲食店・商業施設が一体となった地域連携
・食品ロス削減と地域農業の支援を同時に実現
さらなる拡大へ:農作物の多角化とサーキュラーの強化
JR東日本は今回のお米に続き、肥料を活用した農作物の種類を増やし、
・多作物での循環
・首都圏での地産地消モデルの構築
・食品リサイクルとエネルギーリサイクルを掛け合わせた「ダブルリサイクルループ」推進
を行う方針だ。
食品廃棄物が地域農業を支え、その農作物が駅ナカで提供される――。
日常の食体験の中でサーキュラーエコノミーを“実感”できる未来が広がりつつある。
Grean Loop編集部コメント
JR東日本グループが進める「農業リサイクルループ」は、単なる食品リサイクルの域を超え、駅ビル → リサイクル → 農業 → 飲食店提供という循環を地域単位で完結させる、先進的なサーキュラーエコノミーモデルです。
特に今回は「お米」を軸に、首都圏・仙台の2エリアで循環が実現。
食品廃棄物を肥料として再資源化し、育てたお米を駅ナカの飲食店で提供するという、生活者に最も身近な“循環の見える化”が進んだ点が大きなポイントです。
・上野駅では「にじのきらめき」
・仙台では「ササニシキ」
どちらも地域の農業者が関わり、食品廃棄物を価値に変えながら、地域の食文化にも還元されています。
今後、野菜など他作物への拡大や「ダブルリサイクルループ」との連携が進めば、都市と農村を結ぶ新たな共創モデルとして全国展開の可能性も高まるでしょう。
“循環型社会”が机上の理論ではなく、日常の食卓の中で体験できる未来がいよいよ見えてきました。
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