※本記事は、日本農業新聞(2025年10月23日掲載)
「農業の人手不足に大学生が一役 各地で“援農ボランティア” 受け入れJAにも好評」
(Yahoo!ニュース掲載版)を参考に、Grean Loop編集部が再構成・解説したものです。
全国で広がる“援農ボランティア”の輪
深刻化する農業現場の人手不足に対し、大学生たちが新たな力となっている。
農協観光は全国のJAや生産者と連携し、大学生を農作業現場へ派遣する「援農ボランティア」活動を展開。
2021年にスタートしたこの取り組みは、今夏だけで25件の派遣を実現し、現場支援と次世代の農業理解の両面で成果を上げている。
明治大学「SHIP」サークルが福島で汗を流す
今夏、JAふくしま未来が初めて受け入れたのは、明治大学のボランティアサークル「SHIP(シップ)」の学生たち。
福島県南相馬市の小高園芸団地で、キュウリの栽培管理や収穫、共選作業などに携わった。
延べ19人の学生が、8月下旬から9月上旬にかけて3回、2日間ずつ訪問。
交通費や宿泊費は自費負担だったが、学生たちは「農家の苦労ややりがいを肌で感じた」と語っている。
この園芸団地は、夏秋キュウリの産地として日本一を誇る地域で、1日あたり約2,000キロ(200コンテナ)のキュウリを出荷している。
現場では常に人手不足が課題であり、学生の支援が大きな助けとなった。
JA・受け入れ側からも高評価
JAふくしま未来の担当者は、
「収穫に追われる時期に学生が加わってくれたことで、他の作業にも手を回せた。職員にも刺激になった」とコメント。
農協観光では、関東を中心に岩手・長野・沖縄など全国に派遣先を拡大中で、
「若い世代が農業を知り、将来の担い手育成につながる」と期待を寄せている。
Grean Loop編集部のコメント
学生の援農活動は、人手不足対策にとどまらず、“都市と農村をつなぐ架け橋”としても注目されています。
若者が現場のリアルを体験し、地域の方々と交流することで、農業の未来に新しい風を吹き込む可能性があります。
こうした草の根的な取り組みが、次世代の農業支援モデルとして全国に広がることを期待したいですね。
出典:
日本農業新聞(2025年10月23日掲載)
「農業の人手不足に大学生が一役 各地で“援農ボランティア” 受け入れJAにも好評」
(Yahoo!ニュース掲載版はこちら)
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