農業ニュース

宮城県加美町、金芽米を核にした包括的連携協定を締結

※本記事は、日本農業新聞(JACOM、2026年2月5日掲載)
「宮城県加美町、タカラ米穀と包括的連携協定を締結 東洋ライス」
https://www.jacom.or.jp/nousei/news/2026/02/260205-87307.php)を参考に、Grean Loop編集部が再構成・解説したものです。

子育て支援・食育・循環型農業までをつなぐ新モデル

宮城県加美町は2026年2月3日、町民の健康増進や食育の推進、農業振興を通じた地域活性化を目的に、タカラ米穀東洋ライスと包括的連携協定を締結しました。
加美町にとって、金芽米を行政施策として本格活用するのは宮城県内で初の取り組みとなります。

出産家庭へ「金芽米」を1年間提供

今回の連携の柱となるのが、子育て支援と食の質向上を同時に実現する施策です。タカラ米穀が調達した加美町産米などを東洋ライスの技術で「金芽米」に加工し、町内で出産した家庭へ子育て応援ギフトとして提供。
内容は、5kg×年6回(計30kg)を1年間という手厚い支援で、育児期の家庭にとって家計面・健康面の両面で大きなメリットがあります。

学校給食・ふるさと納税にも展開

金芽米は、町内の小中学校の学校給食への導入や、ふるさと納税の返礼品としての活用も予定されています。
これにより、子どもたちの食育地元産米の付加価値化を同時に進める構造が生まれます。

副産物「米の精」を活用した循環型農業へ

さらに注目されるのが、金芽米製造時に生まれる副産物「米の精(こめのせい)」の活用です。
これを活かした循環型農業の実現有機栽培米の推進も検討されており、単なる米の供給にとどまらず、環境配慮型農業への発展が視野に入っています。

包括的連携協定の主な連携事項

  • 農業振興に関すること

  • 町民の健康(福祉)増進に関すること

  • 教育・食育に関すること

  • 地産地消の推進に向けた取り組みに関すること

  • 防災(非常時の食糧提供)に関すること

  • 環境保全に関すること

  • その他、本協定の目的達成に必要な事項

Grean Loop編集部コメント

今回の加美町の取り組みは、「米を配る施策」ではなく、「地域の米を、健康・教育・環境・防災まで横断的に活用する設計」が際立っています。
特に、金芽米の副産物まで含めた循環型農業の視点は、今後の自治体×食品企業連携のモデルケースになり得るでしょう。子育て支援と地産地消を同時に成立させる点も、人口減少時代の地方政策として注目に値します。

出典
日本農業新聞(JACOM)
https://www.jacom.or.jp/nousei/news/2026/02/260205-87307.php

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