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高槻市発!「福バナナ」が完売続出

※本記事は、PR TIMES(2025年11月10日掲載)
「農福連携で育てられた高槻産バナナが好評 障がい者が丹精して育てたバナナが市内店舗で販売中」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000767.000118013.html)を参考に、Grean Loop編集部が再構成・解説したものです。

農福連携で生まれた“皮ごと食べられる国産バナナ”

高槻市の原地区で、障がいのある人たちが丹精込めて育てた「高槻産バナナ」が話題を呼んでいます。
令和7年10月29日から市内のスーパーで販売が始まり、初回分約30本がわずか3日で完売しました。

この「福バナナ」プロジェクトは、株式会社ユニークが手がける**農福連携(農業×福祉)**の取り組み。
令和6年9月にスタートし、同社の就労支援事業所を利用する約40名が、1反(約1,000㎡)のビニールハウスでバナナの栽培を行っています。

PR TIMESより引用

手づくりの畑から生まれた「奇跡のバナナ」

土の入れ替えや暗渠(排水路)の設置など、すべてを手作業で行い、167本の苗を植えたのは令和6年2月。
その後、約1年をかけて全高7メートルにもなる立派な木々へと成長しました。

収穫されたバナナは、農薬・化学肥料を一切使用していないため、皮ごと食べられる安心の品質。
また、出荷前にはバナナ自身が放つ「エチレンガス」で自然に追熟させることで、甘く芳醇な香りが引き立ちます。

「福がおとずれるように」願いを込めて

リーダーの松田和也さんは、初出荷の喜びを次のように語っています。

「事業所のみんなも、“福バナナ”が店頭に並んだことをとても喜んでいます。
手に取ってくださる方々に“福がおとずれますように”と願いを込めて育てています。ぜひ一度味わってください。」

今後も20~30本単位での販売が予定されており、地元のスーパーを中心に順次展開していく見込みです。

地域で広がる「農福連携」の輪

障がい者の就労支援と農業の再生を両立させる農福連携は、全国的にも注目されている取り組み。
「福バナナ」はその成功事例として、地域に新たな希望をもたらしています。

高槻市から全国へ。
「福を運ぶバナナ」の挑戦は、これからも続きます。

Grean Loop編集部コメント

「福バナナ」は、単なる特産品づくりにとどまらず、“人の生きがいと地域農業の再生”を同時に実現するプロジェクトとして非常に意義深い取り組みです。

農薬や化学肥料に頼らない環境配慮型の栽培、障がいのある方々の丁寧な手仕事、そして“福がおとずれるように”という優しい想いが、一本一本のバナナに込められています。

Grean Loop編集部としても、こうした**「つくる人」と「食べる人」をつなぐ農福連携モデル**が、今後さらに広がっていくことを期待しています。
高槻発の“幸せを運ぶバナナ”の成長に、今後も注目です。

出典:PR TIMES(2025年11月10日掲載)
「農福連携で育てられた高槻産バナナが好評 障がい者が丹精して育てたバナナが市内店舗で販売中」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000767.000118013.html

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