※本記事は、日本農業新聞(JACOM、2025年10月17日掲載)
「農業分野初『マッスルスーツSoft-Power』と『COOL-VEST』を同時導入 イノフィス」
(https://www.jacom.or.jp/shizai/news/2025/10/251017-85128.php)を参考に、Grean Loop編集部が再構成・解説したものです。
腰痛・熱中症の“二重苦”を一度に解決へ ― イノフィスが新たな農業支援モデルを実証
アシストスーツ開発で知られる株式会社イノフィス(東京理科大学発スタートアップ)は、北海道美瑛町の個人農家・谷口学さんに、アシストスーツ「マッスルスーツ Soft-Power」と「Soft-Power EASY-LIFT」、さらに冷却ウェア「マッスルスーツ COOL-VEST」を納品。
農業分野では初めて、これらを同時導入したケースとなりました。
日本の農業現場では高齢化が進み、特に**前傾姿勢を伴う施設園芸作業(トマト・キュウリなど)**での腰痛が深刻な課題に。加えて、夏季のハウス内は高温多湿となり、熱中症の危険も高まっています。
これまでの対策としてはコルセットや空調服が用いられてきましたが、「動きにくい」「冷却が不十分」といった声が多く、十分な改善には至っていませんでした。
実際の導入効果
導入した谷口さんは、「前かがみ作業が格段に楽になり、腰痛の軽減を実感した。装着したまま車の運転もできるのが便利」と話します。
また息子の貴彦さんも、「Soft-Powerは屈むだけでアシストを感じる。作業後の疲労感が大幅に減った」とコメント。
さらに「COOL-VESTはファンの位置が動きやすく設計されており、炎天下でも汗の量が減った」と評価しています。
Grean Loop編集部コメント
腰痛と熱中症は、農作業者にとって最も深刻な労働リスクのひとつです。
イノフィスの「マッスルスーツ」シリーズと「COOL-VEST」の組み合わせは、人間工学と冷却技術の両面から農業労働を支える初のモデルケースとして注目されます。
今後、自治体やJAを通じた導入補助制度が広がれば、持続可能な就農環境づくりに大きく貢献する可能性があります。
出典:
日本農業新聞(JACOM、2025年10月17日掲載)
「農業分野初『マッスルスーツSoft-Power』と『COOL-VEST』を同時導入 イノフィス」
https://www.jacom.or.jp/shizai/news/2025/10/251017-85128.php
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