農業ニュース

茨城のレンコンを循環型ブランドへ──合同会社ハスラボが挑む「みろく蓮根」

※本記事は、PR TIMES(2025年10月1日掲載)
「茨城のレンコンを循環型ブランドへ──合同会社ハスラボ、ブランドレンコン『みろく蓮根』でリンゴに匹敵する甘さの実現に挑戦」
(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000122163.html)を参考に、Grean Loop編集部が再構成・解説したものです。

リンゴ並みの甘さを目指す「みろく蓮根」

合同会社ハスラボ(茨城県土浦市、代表社員:濵田雄太)が、茨城産レンコンをブランド化。「酒粕・醤油粕」を再活用する循環型農業により、**冬場に糖度13%(※)**という、リンゴに匹敵する甘さを狙う「みろく蓮根」を自社ECで数量限定・通年固定価格で販売開始しました。
※天候等で変動あり。

評価されにくいレンコンを“味”で再定義

レンコンは産地・品種が混在し、同一価格で扱われがち。形や大きさのばらつきから在来系の“旨い品種”が衰退してきました。ハスラボは、あえて昔ながらの品種に焦点を当て、品種特性×土づくりで“味の差”を可視化し、価値を再構築します。

地域資源の循環:酒粕・醤油粕が土と微生物を変える

PR TIMESより引用
  • 吉久保酒造の酒粕/柴沼醤油醸造の醤油粕を土壌改良材として活用

  • 団粒構造の改善で保水・排水のバランス向上、連作障害の緩和

  • 酵母・乳酸菌、アミノ酸等で微生物生態系が活性化し、栄養吸収性アップ

  • 土壌還元消毒の応用で腐敗病の抑制を後押しし、化学農薬依存を低減

廃棄されるはずの副産物を価値化する地域資源循環モデルの第一歩です(監修:株式会社AZS)。

甘さの“定量化”:夏で糖度9、冬に13%へ挑戦

一般的なレンコンは夏4–6度、冬7–9度程度。
「みろく蓮根」は夏でも9度を記録。冬の本収穫期には**13%を目指します。噛むとシャキシャキ、“生でリンゴのように甘い”**という新体験を提案します。

濵田代表「地域資源を活かし環境負荷を下げながら、多様で価値ある農産物を次世代に残すのが、私たちの農業です」

販売・提供

  • 販路:自社EC、卸売市場、和食チェーン「すぎのや」、県内飲食店、県外スーパー等で順次展開

  • 数量:限定(1000kg予定)/通年固定価格(送料込)

  • 時期:9月〜売切次第終了

商品概要

  • 商品名:みろく蓮根

  • ターゲット:環境配慮食材を求める飲食店・個人

会社概要

  • 会社名:合同会社ハスラボ

  • 代表:代表社員 濵田 雄太

  • 所在地:茨城県土浦市桜ヶ丘町11-16

  • 設立:2022年8月

  • HPhttps://has-lab.jp/

Grean Loop編集部コメント

“脇役”のレンコンを、味で主役へ。
品種・土壌・微生物の三位一体で甘さを定量化し、副産物の循環で環境価値も両立。**D2C(固定価格×数量限定)**は“味の物語”を伝える上で相性がよく、EC×外食×小売の多面的展開は需要点を広げます。産地ブランド化の成功には、**糖度などの客観指標+食べ方提案(生食・サラダ・素揚げ)**の編集が鍵。冬場の13%達成と、その販促設計に注目です。

出典元
PR TIMES(2025年10月1日):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000122163.html

公式サイト:ハスラボ https://has-lab.jp/

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