※本記事は、JAcom(2025年9月18日掲載)
「段ボール、堆肥、苗で不耕起栽培『ノーディグ菜園』を普及 日本ノーディグ協会」
(https://www.jacom.or.jp/saibai/news/2025/09/250918-84541.php)を参考に、Grean Loop編集部が再構成・解説したものです。
段ボール、堆肥、苗でつくる「ノーディグ菜園」とは?
(一社)日本ノーディグ協会(新潟県長岡市)は、2025年5月に設立され、同年9月には公式ホームページを公開しました。同協会が普及を目指すのは、「ノーディグ菜園(耕さない農法)」と呼ばれる不耕起栽培です。
ノーディグ菜園は、土を耕さず、段ボールを敷き、その上に堆肥を重ねて苗を植えるというシンプルな方法。英国で第一人者とされるチャールズ・ダウディング氏の理論を背景に、雑草抑制や省力化、環境保全の効果が注目されています。
メリットと特徴
作業の省力化:畑を耕さないため、体力的な負担が軽減。雑草取りからも解放される。
環境保全:土壌侵食を防ぎ、炭素を土に貯留し、生物多様性を守る。
誰でも始めやすい:段ボールと堆肥、苗があればすぐに始められ、子どもや高齢者も実践しやすい。
長岡市飯塚の見本園では、茄子やピーマンをはじめとした夏野菜が豊作となり、栽培法の可能性を実証しています。
普及活動と今後の展開
協会代表の小林民雄氏は、50年以上にわたり培土の開発に携わってきましたが、チャールズ・ダウディング氏の著作との出会いをきっかけに日本での普及を決意。協会設立に至りました。
今後は、
翻訳書籍出版(12月初旬予定『簡単、楽しい ノーディグ菜園教室~段ボールと堆肥で耕さない農業』)
勉強会や見学会の開催
を通じて、「ノーディグ菜園」を広く伝えていく計画です。
Grean Loop編集部コメント
ノーディグ菜園は、手軽さと環境保全を両立させた新しい農法として、日本でも関心が高まりそうです。従来の家庭菜園の「耕す・雑草取り」というイメージを覆し、初心者やシニア世代にとっても負担が少ない点が大きな魅力。今後は学校教育や地域コミュニティ菜園での活用も広がる可能性があります。
出典:JAcom(2025年9月18日掲載)
「段ボール、堆肥、苗で不耕起栽培『ノーディグ菜園』を普及 日本ノーディグ協会」
(https://www.jacom.or.jp/saibai/news/2025/09/250918-84541.php)
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