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【情報発信を強化】バイオ炭素の未来を共創、三石ハイセラムが「バイオ炭素循環LAB」を開設

※本記事は、PR TIMES(2025年9月10日掲載)
「【情報発信を強化】バイオ炭素の未来を共創、株式会社三石ハイセラムが情報発信拠点『バイオ炭素循環LAB』を開設」
(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000152507.html)を参考に、Grean Loop編集部が再構成・解説したものです。

バイオ炭素の多様な可能性を社会に広げる

株式会社三石ハイセラム(本社:大阪市、代表取締役社長:牧沙緒里)は、バイオ炭素に関する情報を集約・発信する拠点として、WEBサイト「バイオ炭素循環LAB」を開設しました。

同社は過熱蒸気式炭化装置の製造・販売を行い、未利用資源を価値ある「バイオ炭素」へと転換する技術を提供しています。従来は「土壌改良材」としての利用が中心だったバイオ炭ですが、

  • 製鉄のコークス代替となる「バイオコークス」

  • 低炭素な建築資材の研究

  • 肥料や環境保全用途

など、多岐にわたる応用が期待されています。

同社の装置は、原料や用途に応じて炭化度を調整できるのが特徴。酸素を遮断し高温の水蒸気のみを利用する独自方式により、オーダーメイドの炭づくりを可能にしています。

バイオ炭=農業資材の枠を超えて

気候変動対策として注目される「ネガティブエミッション技術」の一つがバイオ炭です。しかし現状では「農地に入れる炭」という認識が強く、普及の大きな障壁となっています。

「バイオ炭素循環LAB」では、この情報格差を埋めるため、研究者・利用者・製造者をつなぐ“共創の場”として情報を発信。バイオ炭素の理解を深めることで、産業や生活に広く循環する未来を描いています。

バイオ炭素循環LAB
https://biochar-lab.com/

会社概要

株式会社三石ハイセラム

・WEBサイト: https://mitsuishi-hc.jp/biochar/
・本社:大阪市中央区西心斎橋2丁目15番1号
・三石工場:岡山県備前市三石2577(耐火物、築炉、環境事業)
・事業概要:耐火物の開発、製造販売、築炉、環境改善製品、リサイクル製品の企画開発、製造販売
・設立:1928年(昭和3年)
・社員数:140名 (2024年4月現在)
・代表取締役:牧沙緒里
・ISO9001、ISO14001(本社、三石工場、安城工場)

Grean Loop編集部コメント

注目したのは、単なる情報提供サイトに留まらず「循環の起点」と位置づけている点です。バイオ炭素は農業・工業・エネルギー・環境保全と幅広い分野に波及する可能性を秘めています。今回の拠点開設は、社会全体でカーボンニュートラル実現を目指す上で、産業横断的な“情報のハブ”となり得るでしょう。

三石ハイセラムの掲げる「ひとつ、よい仕組みを」という理念が、具体的な技術と情報発信を通じてどこまで社会実装に近づくか、今後の展開が期待されます。

出典
PR TIMES
「【情報発信を強化】バイオ炭素の未来を共創、株式会社三石ハイセラムが情報発信拠点『バイオ炭素循環LAB』を開設」
(2025年9月10日掲載)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000152507.html

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