※本記事は、時事ドットコム(2025年9月8日掲載)
「【岡山大学】セルロースナノファイバー(CNF)で気候変動に立ち向かう~CNFは土壌の保水性を高め渇水時の農業生産をサポートする~」
(https://www.jiji.com/jc/article?k=000003379.000072793&g=prt)を参考に、Grean Loop編集部が再構成・解説したものです。
岡山大学の研究チームが発表した最新成果によると、植物由来の新素材「セルロースナノファイバー(CNF)」が、気候変動による渇水リスクに対抗する有力な手段になることがわかりました。
研究のポイント
土壌保水力の改善:CNFは植物が実際に利用できる水分を多量に保持。
高い効果:土壌へわずか1%添加するだけで、灌漑水を半分に減らしても通常と同等の植物生長を維持可能。
世界が直面する課題への一手
気候変動の進行に伴い、東南アジアを含む多くの地域で水不足が懸念されています。農業における渇水被害は食料供給に直結するため、CNFのような技術は世界の食料安全保障に大きく貢献する可能性があります。
実際、岡山大学の研究成果は国際学術誌「Environmental Technology & Innovation」(2024年8月)および「Catena」(2025年6月)に掲載され、いずれも世界的に注目を集めています。
研究者の声
森也寸志教授:「植物が実際に利用できる水分に注目した点が秀逸でした。」
Ngo Thuy Anさん:「農家の方々が水不足に対応するための助けとなることを願っています」
論文情報等
論 文 名:Effects of cellulose nanofibers on soil water retention and aggregate stability.
掲 載 紙:Environmental Technology and Innovation, 35, Article 103650. (2024).
著 者:Ngo, A. T., Mori, Y., & Bui, L. T.
D O I:doi.org/10.1016/j.eti.2024.103650
U R L:https://doi.org/10.1016/j.eti.2024.103650
論 文 名:Cellulose nanofibers boost soil water availability, plant growth, and irrigation water use efficiency under deficit irrigation.
掲 載 紙:Catena, 254, Article 108998. (2025).
著 者:Ngo, A. T., Nguyen, M. C., Maeda, M., & Mori, Y.
D O I:doi.org/10.1016/j.catena.2025.108998
U R L:https://doi.org/10.1016/j.catena.2025.108998
詳しい研究内容について
Grean Loop編集部コメント
水不足対策は灌漑施設や貯水ダムなどインフラ整備に依存しがちでしたが、CNFのような**“土壌そのものを強化する技術”は、現場に即した持続可能な解決策といえます。今後はアジアの稲作地帯やアフリカの乾燥地農業などでの実証実験が期待され、「水の少ない未来でも作物を育てられる農業」**が現実味を帯びてきました。
出典
「【岡山大学】セルロースナノファイバー(CNF)で気候変動に立ち向かう~CNFは土壌の保水性を高め渇水時の農業生産をサポートする~」
(時事ドットコム 2025年9月8日掲載)
https://www.jiji.com/jc/article?k=000003379.000072793&g=prt
※本記事は公的資料や報道内容など、信頼できる情報をもとに構成されていますが、記載内容に誤りやご意見がございましたら、お手数ですが下記よりご連絡ください。
また、記事内容に関するご質問・情報提供・削除依頼なども、お問い合わせフォームにて受け付けております。
関係者様・メディア関係者の方も、お気軽にご連絡ください。
Grean Loop編集部|お問い合わせフォームはこちら
コメント