※本記事は、農業協同組合新聞(JACOM)2025年9月4日掲載
「オランダと考える未来の園芸技術『環境制御型農業特別シンポジウム』開催」
(https://www.jacom.or.jp/nousei/news/2025/09/250904-84267.php)を参考に、Grean Loop編集部が再構成・解説したものです。
2025年9月3日、大阪・関西万博の会場にて、オランダ王国大使館、ダッチグリーンハウス・デルタ、ウェストラント市が共催する「環境制御型農業(CEA)特別シンポジウム」が開催されました。
オランダからはマルテン・ファン デン ベルフ農業副大臣、NASA宇宙農業専門家レイモンド・ウィーラー氏らが参加。施設園芸の専門家や政策立案者、生産者など約50名が集まり、労働力不足や脱炭素化など農業の喫緊課題について議論しました。
高知県とウェストラント市 協定を改訂し交流を深化
シンポジウム後半では、高知県とウェストラント市が2009年から結んできた「友好園芸農業協定」の覚書を改訂。これまでの人材・技術交流に加え、ロボティクスやAIを活用したスマート農業、自然エネルギー導入、脱炭素化への取り組みが盛り込まれました。
高知県の濵田知事は「若い世代が希望を持てる農業モデルを構築したい」と述べ、世界に誇れる持続可能な農業像を打ち出しました。
一方、ウェストラントのアーレンズ市長は「高知とのパートナーシップは世界のモデルとなった」と強調し、食料安全保障のための国際的な連携の重要性を訴えました。
Grean Loop編集部コメント
今回のシンポジウムは、オランダと日本の園芸農業における「知の架け橋」といえます。環境制御型農業は、気候変動や人手不足の影響を受けにくい未来志向の技術。高知県とウェストラント市の連携は、ローカルからグローバルへと広がる農業モデルの象徴となり得るでしょう。今後はAIや再生可能エネルギーとの融合が、園芸のあり方を大きく変えていくはずです。
出典
農業協同組合新聞(JACOM)2025年9月4日掲載
「オランダと考える未来の園芸技術『環境制御型農業特別シンポジウム』開催」
(https://www.jacom.or.jp/nousei/news/2025/09/250904-84267.php)
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