※本記事は、PR TIMES掲載(2025年8月26日)
「大阪・関西万博で猛暑に負けない未来の農業を体験!1畳のスペースで月間20kgの葉物野菜を生産できる『AGROT』を展示します」
(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000134935.html)を参考に、Grean Loop編集部が再構成・解説したものです。
1畳で月20kgの葉物野菜を育てる小型農業装置
2025年9月2日(火)から8日(月)まで開催される大阪・関西万博「大阪ヘルスケアパビリオン」では、未来の農業を体験できる展示が注目を集めています。その一つが、畳1帖分のスペースで月間20kgの葉物野菜を生産可能な小型農業装置「AGROT(アグロット)」。
開発したのは大阪市のスタートアップ企業・スパイスキューブ株式会社です。
農業の担い手不足と気候変動リスク
日本の基幹的農業従事者は2004年の219万人から、2024年には111万人へと半減。そのうち7割以上が65歳以上という現状で、農業の担い手不足と高齢化は深刻です。さらに、猛暑や異常気象の頻発により、安定的な農業生産は難しさを増しています。
スパイスキューブは「未来の子どもたちに、安心・安全な国産野菜を届けたい」という思いから、都市部や遊休不動産を活用した植物工場事業を展開してきました。
「AGROT」とは?
「AGROT」は、電源と1帖のスペースさえあれば、誰でも農業を始められる小型農業装置。
オフィスやカフェでの室内農業
コワーキングスペースでの観葉植物兼栽培
飲食店での自家栽培サラダの提供
といった多様なシーンで活用可能です。
搬入や撤去も簡単で、導入後のメンテナンスや栽培技術のサポートも提供。企業や個人が気軽に農業に参入できる仕組みを整えています。
万博出展への想い
代表の須貝翼氏は、「もっと身近に農業を感じてもらいたい」「子どもに誇れる仕事をしたい」という思いで出展を決意したと語ります。特に注目されているのは、同社が開発したDAC(Direct Air Capture)技術を組み込んだ農業モデル。
これは、大気中のCO₂を回収し植物工場で利用する仕組みで、CO₂施用コストの削減と環境負荷低減を両立します。
【会社概要】
社名:スパイスキューブ株式会社
本社所在地:大阪市浪速区桜川1-1-30
代表取締役:須貝 翼
事業内容: 植物工場の事業化支援、農業装置の設計・開発
設立: 2018年2月14日
HP:https://www.spicecube.biz/
Grean Loop編集部コメント
スパイスキューブの「AGROT」は、単なる農業装置ではなく、都市型農業の新たなスタンダードを提示する存在と言えます。
1帖で始められる“ポケット農業”は、家庭菜園の延長線上でありながら、SDGsや食料自給率向上にも貢献できる点が強みです。大阪・関西万博という舞台で、未来の農業がどのように受け止められるのか注目されます。
※出典:PR TIMES(2025年8月26日掲載)
「大阪・関西万博で猛暑に負けない未来の農業を体験!1畳のスペースで月間20kgの葉物野菜を生産できる『AGROT』を展示します」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000134935.html
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